近年ではネット通販の利用が増え、商品を安全に送るための梱包が重要になっています。そんな中でクッション封筒は、手軽で安全な発送を実現する便利なアイテムとして注目されています。
しかし、クッション封筒は送り方がサービスや場所によって異なるため、初めて使う方にとっては分かりにくい点があるかもしれません。本記事では、ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便といった主要サービス別の送り方や注意点を解説します。
クッション封筒は商品の発送に最適な梱包材
クッション封筒は、内側にエアークッションなどの緩衝材を備えており、郵便や宅急便での発送に最適な封筒です。壊れやすいデリケートな商品でも、緩衝材が衝撃からしっかり保護します。
別途で梱包材を用意する手間も必要なく、商品を封筒に入れるだけで送れます。また、コンパクトなサイズでかさばらないため、時間とコストの効率化を実現可能です。
【サービス・場所別】クッション封筒の送り方
クッション封筒の送り方は、以下の3種類で異なります。
クッション封筒の送料に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
『【サービス別】クッション封筒の送料とは?コストを抑える方法を詳しく解説』
ヤマト運輸
ヤマト運輸でクッション封筒を送る方法は、主に「宅急便」と「ネコポス」の2つのサービスがあります。宅急便は、全国どこでも年中無休で利用できるヤマト運輸の代表的な配送サービスです。
一方、ネコポスは、厚さ2.5cm以内、重さ1kg以内の荷物をポスト投函で送れる手軽なサービスです。ヤマト運輸と契約している法人や個人事業主、フリマアプリなどを活用している方が利用できます。
以下からは、ヤマト運輸を利用してクッション封筒を発送する方法を、「コンビニ」と「営業所・集荷」に分けて紹介します。
なお、ヤマト運輸の直営店・取扱店検索のサイトを活用すれば、お近くで発送できるコンビニや営業所などを検索することが可能です。
ネコポスに関しては、下記の記事でも詳しく解説しています。
『ネコポスの発送にクッション封筒がおすすめな理由とは?選び方や注意点を解説』
コンビニ
コンビニでは、ヤマト運輸の宅急便とネコポスの両方が利用できます。セブンイレブンやファミリーマート、デイリーヤマザキ、NewDays、ポプラといったコンビニで発送が可能です。
コンビニで送る際は、クッション封筒に梱包した商品を持参して店頭で伝票を受け取り、太枠で囲まれた必須項目を記入して店員にサイズと重量を測ってもらいます。その後、料金を支払いますが、着払いの場合は支払い不要です。
手続き完了後、控えを受け取るので荷物の到着まで大切に保管しておきましょう。なお、伝票には発払い伝票と着払い伝票があるので、間違えないように注意が必要です。
営業所・集荷
ヤマト運輸の営業所に持ち込んだり、集荷依頼したりすることでも宅急便・ネコポスを利用できます。
営業所で送る際はクッション封筒に梱包した荷物を持ち込み、伝票を受け取って必要事項を記入して係員にサイズと重量を測ってもらいます。料金を支払うと控えが発行されるので、荷物到着まで大切に保管しておくのがおすすめです。
一方、集荷の場合は電話やWebから依頼し、希望日時に梱包済み荷物の集荷に来てもらえます。ただし、電話で集荷依頼する際は、発送先住所や名前などが記載された送り状が必要なので注意してください。
日本郵便
日本郵便では、「ゆうパック」や「ゆうメール」、「ゆうパケット」、「定形外郵便」でクッション封筒を発送することが可能です。
ゆうパックは荷物のサイズや重さ、配達地域に応じて料金が変動する宅配便サービスです。郵便追跡サービスや配達日時の指定ができます。
ゆうメールは、冊子や印刷物などを全国一律の料金で送れるサービスです。他のサービスと比較すると比較的安価ですが、内容物に制限があるので注意が必要です。
ゆうパケットは投函する形で荷物を届けるサービスであり、ゆうメール同様に全国一律の料金で送れます。ポストに投函するだけなので、受取人の在宅・不在を気にせずに送れるのが魅力です。
定形外郵便は、定形郵便の規格に収まらないサイズの郵便物を送れます。ただし、郵便追跡サービスや破損に対する補償はありません。
日本郵便が提供するサービスは、サイズや重量、内容物の制限があり、サービスによって送れるものが異なります。送付する前に一度、日本郵便の利用案内で詳細を確認し、適切なサービスを選択しましょう。
以下からは、日本郵便を利用してクッション封筒を発送する方法を、「コンビニ」と「ポスト」「郵便局」に分けて紹介します。
コンビニ
コンビニでは、ゆうパックとゆうパケットが発送できます。ゆうパックはローソンとミニストップ、ゆうパケットはローソン限定です。
ゆうパックの場合はコンビニレジで伝票を受け取って必要事項を記入後、店員にサイズを測ってもらい料金を支払います。ゆうパケットの場合はローソンで手続きできますが、ゆうパケット専用の宛名シールは郵便局でしか手に入らないため、あらかじめ理解しておくことが肝心です。
ポスト
ゆうメールやゆうパケットは、ポストから送ることも可能です。ゆうメールは、A4サイズで厚さ3cm以内のクッション封筒が対象です。重さに応じた切手を貼り、「ゆうメール」と明記します。
クッション封筒で送る際は、内容物が確認できるように一部を透明にするか、切り込みを入れて中身が見えるようにしてください。
ゆうパケットもA4サイズ・厚さ3cm以内が条件です。郵便局で入手した専用宛名シールを貼り、運賃分の切手を貼って投函します。
定形外郵便でも送ることは可能ですが、自分で封筒に宛名を記入したり宛名ラベルを作成したりする必要があります。日本郵便サイトで料金を確認後、切手を貼って投函してください。
郵便局
郵便局では、ゆうパックやゆうメール、ゆうパケット、定形外郵便など、多様な発送方法に対応しています。荷物をクッション封筒に梱包したら、郵便局へ持ち込み、窓口で手続きを行いましょう。
送り状は、Web印刷や郵便局窓口、ゆうパック取扱コンビニなどで入手可能です。郵便局員にサイズと重量を測ってもらい、送料を支払うと控えが発行されるので大切に保管してください。
ただし、郵便局の営業時間外は発送できませんので注意が必要です。
主要郵便局には「ゆうゆう窓口」があり、通常窓口より営業時間が長い場合があります。事前に郵便局Webサイトで営業時間をチェックしておくことをおすすめします。
佐川急便
佐川急便では、「飛脚宅配便」と「飛脚メール便」でクッション封筒を送れます。
飛脚宅配便は、全国どこでも365日集荷・配達してくれるサービスです。荷物のサイズや重さ、配達地域に応じて料金が変動し、時間帯指定やクール便といったさまざまなオプションサービスが利用できます。
一方、飛脚メール便は法人向けのサービスであり、カタログやパンフレットなどの発送に特化しています。郵便受けへの配達となるため、不在時の再配達の手間を省けるのが特徴です。
ただし、縦・横・厚さの3辺合計が70cm以内、厚さが2cm以内、重量が1kg以内など、あらかじめ制限が設けられているため、一度確認しておくことをおすすめします。
佐川急便でクッションを送る方法として、「営業所・集荷」について紹介します。
営業所・集荷
飛脚宅配便の場合、営業所やサービスセンターなどへの持ち込みか、Webサイトから集荷依頼することで発送できます。送り状に必要事項を記入し、送料を支払えば完了です。
飛脚メール便の場合は、初回利用時に初期登録が必要です。営業所やセールスドライバーに連絡して登録しますが、登録完了までには1週間程度かかるので、余裕をもって手続きを行いましょう。
登録と同時に、必須となる元払い引受票と飛脚メール便ラベルを作成してもらいます。梱包・宛名ラベル記入後、セールスドライバーに連絡し、飛脚メールの利用であることを伝えて発送手続きを進めます。
クッション封筒を送る際の注意点
クッション封筒を送る際の注意点は以下の3点です。
- 商品サイズにピッタリの封筒を使う
- 商品の重さに注意する
- 送料や送りやすさを比較する
商品サイズにピッタリの封筒を使う
商品に合ったサイズのクッション封筒を選ぶことは、送料の最適化と安全な配送に不可欠です。
小さすぎる封筒は商品を無理やり詰め込むことになり、封筒が破損したり商品が傷ついたりする恐れがあります。逆に大きすぎる封筒では、余分なスペースに商品が動いてしまい、配送中の衝撃で破損してしまうかもしれません。
また、小さな商品なのにも関わらず、B5やA4などの大きさの封筒を使用すると余計なコストが発生します。商品サイズに合った適切な封筒を選ぶことで、送料を抑えつつ安全に商品を届けることが可能です。
商品の重さに注意する
クッション封筒で商品を送る際、サービスによっては重さに応じて料金が変動する場合があります。特に、ポスト投函などの自分で切手を貼る場合は注意が必要です。
郵便局やコンビニの窓口で発送する場合は、計量してもらえるので問題ありません。しかし、自分で重さを測って切手を貼った場合、料金不足だと追加料金が発生したり商品が返送されたりする可能性があり、余計な手間がかかってしまいます。
ポスト投函でクッション封筒に入れた商品を送る際はしっかりと重さを測り、適切な料金の切手を貼るようにしましょう。
送料や送りやすさを比較する
クッション封筒を送る際は、送料と送りやすさを比較検討することが大切です。この記事で紹介した通り、ヤマト運輸や日本郵便、佐川急便など、主要な配送会社はそれぞれ料金体系やサービス内容が異なります。
たとえば、小荷物の発送ならネコポスやゆうパケットがお得ですが、サイズや重量の制限があります。一方、大きな荷物や重量のある荷物なら宅急便やゆうパックが適しています。
各配送会社のサービスによって料金が異なるため、比較検討して最適なサービスを選ぶのが肝心です。
また、自身のライフスタイルに合った送り方を考慮するのもおすすめです。近くに営業所があるなら直接持ち込むほうが便利ですが、最寄りの営業所が無い場合はコンビニ発送が手軽に行えます。
人によって送りやすい方法が異なるので、自分に合った方法を検討すると良いでしょう。
クッション封筒を買うならユニオンキャップがおすすめ
引用元:株式会社ユニオンキャップ
株式会社ユニオンキャップは、日本初となる一体型クッション封筒を提供するメーカーです。
高い機能性と柔軟なオーダーメイド発注を強みとしており、お客様のニーズに合わせた最適なクッション封筒を製作しています。
クッション封筒の購入をお考えの方は、ぜひユニオンキャップをご検討ください。
柔軟なオーダーメイド発注が可能
ユニオンキャップでは、お客様のニーズに合わせてクッション封筒を柔軟にオーダーメイド製作できます。小ロット1,000袋から対応可能で、豊富な紙の種類とカラーから選ぶことが可能です。
サイズは、口幅120~800mm、天地175~490mm(フラップ部分を除く)まで、5mm単位で自由に設定できます。
リサイクル性に優れた商品が充実
ユニオンキャップのクッション封筒は環境に配慮した設計がされており、分別して廃棄することが可能です。封筒部分は古紙として、内側のエアークッションは低密度ポリエチレンとしてリサイクルでき、環境負荷を低減します。
その中でも、「POPECOグリーン」は99%再生原料を使用しており、焼却時に有害物質を発生せず、グリーン購入法にも適合しています。そのため、資源を大切にしたいと考えるお客様でも安心して利用可能です。
クッション封筒の依頼ならユニオンキャップ
本記事では、クッション封筒のサービス・場所別での送り方や送る際の注意点などを解説しました。
クッション封筒はヤマト運輸や日本郵便、佐川急便で発送できます。ただし、企業やサービスによって料金内容や対応サイズ・重量が異なる点には注意が必要です。
クッション封筒を送る際は、商品サイズに合った封筒を選び、送料と送りやすさを比較検討するのが大切です。
クッション封筒の依頼をお考えの方は、ぜひユニオンキャップをご検討ください。